Opinion; 時間をこえて (Noir)

歴史をふまえ、バランスのとれた時事考察を!

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  • | 2005-06-02 | 
  • 所感; ブログについて

    ブログというものを始めてみて、今日で10日(平日だけだと1週間ほど)経ちました。感想を書いてみたいと思います。

    実は元々、ブログにはあまり興味はなかったのですが、「“みんな”がやっている」と聞いたりするうちに、「ブログってどんなものだろう?」という興味が湧いてきて、見てみることにしました。

    私は、親の仕事の都合上、また私自身の個人的理由で、幼いころから外国人との付き合いが多く、海外での生活も長いので、必然的に日本と外国との関係に興味があり、まず最初に政治・海外関係のブログをいくつか周ってみました。
    そして、海外の情報の“種類”が少ないことに気付き、「日本はこれでいいの?」と軽い疑問を感じました。

    しかし考えてみると、日本の新聞は、2,3ページしか海外のことを書いてくれませんから、情報の多様性――取り上げられるトピックの種類――が限られてくるのは、仕方のないことです。
    (ちなみに、オランダの新聞では、日本と逆で、自国のニュースに2,3ページしか割かず、残りは海外情報です。)

    そこで、私は日本の新聞が取り上げていないけど、日本にとって、もしかしたら重要かもしれないと思われるトピックを中心に、ブログを作ってみようと考えました。

    まず、ブログサービスを選ぶために、サービスを提供している会社を比較しているサイトを見て、FC2だと著作権保護もしっかりしていて、アクセス解析もできることを知り、FC2で始めてみることにしました。
    最初の投稿をするときには、私は恥ずかしがりやですので、誰に読まれるのか分からないことを考えると少し勇気がいりました。


    さて、10日経ち、「私の話すことは新聞でさえ取り上げない内容が多いため、残念ながら話が伝わりにくく、当然コメントを残してくれる人も少なく、多くても10人ぐらいの人が見てくれたのかな」などと適当な想像をしながら、また、「10人も見てくれないのなら、続ける意味はないのでは?」などと勝手なことを考えながら、先ほどアクセス解析を見てみました。

    すると、昨日までで、なんと、ユニークアクセスで695人(!)もの方が訪れてくれているではないですか。

    嬉しいです。そして、ブログ社会に参加している人口の多さに驚きました。
    始めたばかりでこんなにたくさんの方に見て頂けているとは、想像もしていませんでした。
    もし時間が許すのでしたら、いらっしゃった時、感想・提案・疑問点など軽い気持ちでコメントを残していただくと、もっと嬉しいです!
    …と、やめるべきかなんて考えていたくせに、欲まで出てきました。(笑)

    訪れてくれた方々に、心より感謝いたします。
    ありがとうございます。m(._.)m
    特にyasukichiさん、紹介して頂いただけでなく、交通整理までして頂きました。
    本当にありがとうございました。m(._.)m

    理想としては、みなさんのコメントで成り立つブログにしたいと思います。
    みなさん、これからも、お好きなときに遊びにいらして下さいね。
    お待ちしています。m(._.)m
  • | 2005-05-31 | 
  • 中国がEUに武器を売ってもらう方法

    EUが、中国に対する武器輸出禁制を、来月6月に撤去することをあきらめました。
    もちろん、永久に禁止するわけではありません。「具体的に人権擁護政策を改善したら」という条件付です。しかも、親切なことに、“具体的”な改善案をふたつ挙げてくれています。


    ひとつは、「“再教育”を目的とした労働強制収容所をなくす」案です。
    中国では、司法と行政の両方が人を罰する権利を持っています。逮捕された人間は、警察によって、司法・行政のどちらのシステムに送られるか決められます。

    司法に送られた人は、弁護士と裁判を受ける権利を与えられ、有罪だと普通の刑務所に送られます。
    行政送りになった人…というより、行政の中にある警察当局に留められた人は、裁判もなにもなく、最高4年間、“再教育”を目的に、労働強制収容所に入れられます。

    労働強制収容所は、1957年から始められました。今現在30万人以上が、3百以上ある収容所に入れられていると推測されています。
    警察の権限で収容される人は決まるのですから、売春婦、薬物の常用者、ささいな犯罪を犯した人、法輪功信者、チベット自治区からの逃亡者、政治犯など、収容者は様々です。彼らには法律上の権利が全くないので、人権侵害だと批判されています。

    この労働強制収容所のシステムは、今まで、北京政府の政策に反対する人たちを沈黙させるのに大きな役割を果たしてきました。北京にとっては、これからも大いに活用していきたいところでしょう。


    ふたつめの改善案は、「国連の‘市民的及び政治的権利に関する国際規約’(国際人権規約)(国際人権B規約)に批准(加入する事)すること」です。これは、‘世界人権宣言’に法的拘束力をもたせるために、国連で採択された条約です。
    【追加】【注】国際人権規約は、『‘経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約’(国際人権A規約)』と『‘市民的及び政治的権利に関する国際規約’(国際人権B規約)』に分かれています。(050602)

    条約を批准するためには、国内の法整備をしなければなりませんから時間がかかります。ちなみに日本は、1966年の国連採択から、1979年の批准まで13年かかりました。
    しかし、一党独裁の国では、日本のように長々と議論する必要はありませんから、紙の上の法律をつくることぐらい、そんなに時間はかからないでしょう。

    ただ、問題となるのは、‘国際人権規約’には、個人が国連の人権委員会に、人権侵害に対する申し立てをする権利を認めた、‘選択議定書’というものが付いていることです。

    中国がこんなものを素直に批准した日には、国内では労働強制収容所を使って抑圧できたとしても、

    ニューヨークの人口=
    10億(申し立てのため不法入米した中国人)+少数(今の人口)

    と、なってしまいます。
    みなさん、北京はどうしたらいいのでしょうか?


    面白いことに、日本が答えを出してくれているようです。
    実は日本は、‘国際人権規約’に批准したときに、社会的権利に対する幾つかの点と、‘選択議定書’に関しては、留保(この点は受け入れないと言う事)しているのです。
    条約に批准すれば、‘選択議定書’が留保であっても、人権は改善されたとして武器を売ってもらえるでしょう。

    ところで、‘選択議定書’を留保するには、言い訳が必要ですよね。
    これも日本政府を見習えば大丈夫です。「人権委員会は、司法権の独立を損なう可能性がある」と言えばいいのです。

    国連の人権委員会は、申し立てられた件に関して、その国の政府(行政)に対して改善を求めるだけで、司法とは何の係わり合いもないのですが、そういう論理的な問題は、日本を見る限り気にすることはないようです。

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