Opinion; 時間をこえて (Noir)

歴史をふまえ、バランスのとれた時事考察を!

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  • | 2005-05-23 | 
  • 自大主義?; 世界、中国、そして日本

    日本政府及び、日本のマスコミの方々へ

    呉儀副首相が急に帰国しました。
    今の中国首脳部は、日本にかまっている暇なんかあるわけないので、当然、対モンゴル政策の綿密な打ち合わせのためでしょうと思いながらニュースサイトを見ていると…

    ― 外務省筋も「こちらから中国側に『靖国問題と関係があるか』と聞いたところ、『ない』ということだった」と述べた…
    ― 小泉首相の靖国神社参拝に関する発言が影響したのではないかとの見方について…

    「拗ねて帰ったのでは?」と危惧してるとは!!!

    あなた達は、恋する乙女ですか?
    自分が常に相手を見てるからって、相手も常に自分のことを1番に気にしてくれてるとは限りませんよ!
    相手は、あなた達を、あなた達が思っているほど重要だとは思ってくれてないかもしれませんよ!

    もちろん、いきなり帰っちゃうのは失礼ですけど、「え? 自分のせい?」としか思えないって…。
    あななたち、いつからそんなに自己中で自大主義になったのですか?

    もう少し謙虚になって、世界情勢を勉強しましょう!!!

    いいですか。いま、ユーラシア大陸は、ジンギスカン論争の真っ只中なんです。
    中国はひとまず置いておきます。
    ヨーロッパからロシア、中央アジア、中東、インドまで―――つまり、ユーラシア大陸のほとんどでは、ジンギスカンは悪魔の権化のように信じられています。

    モンゴルでも、共産党によって‘悪者’と定義づけられていました。
    ところが、一般のモンゴル人にとって、ジンギスカンはヒーローであるだけでなく、建国の父でもあるんです。民族の誇りなんです。
    そして、最近、モンゴルで、彼を美化しようとする動きが始まりました。
    「実は、彼は犬が怖かったんだよ」なんて人間的な面を強調したり、「彼は侵略した土地で、信仰の自由を与えた、奴隷を解放した、貿易を進めて世界経済に貢献した等」と彼の良い面を強調したりしています。

    当然、被征服者はおもしろくありません。「モンゴル人は歴史を“捏造”する…」と。
    モンゴル人に言わせれば、当時モンゴルには文字がありませんでしたから、「ジンギスカンの歴史は、彼の敵によって書かれてるから、真実じゃない…」というわけです。

    どこかの国と、その隣国の話に類似していますね。(笑)

    さて、中国です。私も最初聞いたときには、耳を疑いましたが、北京はジンギスカンを“中国人”だとしているのです! 彼等の言い分は、「モンゴル人は昔から中国の1人種で、元は中国の1王朝だし、内モンゴルは中国のひとつの“省”だし、ジンギスカンの墓もそこにある」ということです。

    モンゴル人にとって、これほど面白くないことはありません。内モンゴルはいまだに中国に取られたままですし、それに、長年中国には商売の面でだまされ続けてきたこともあり、中国人が嫌いです。
    昨日(5月22日)選挙があったのですが、誰が1番中国嫌いかを争う選挙戦でした。
    (ひとりの候補が票の半数を取れなければ決戦投票です。たぶん、そうなるでしょう。)

    北京は、「ジンギスカンが何人か?」なんて中国人以外の全ての人類が答えを知っている、全世界の常識を覆すような内容の問題をモンゴルと争いたくないので、ものすごく下手に出ています。

    もし勝者が出れば、「1番にお祝いに来たのは中国だよ」と友好を強調したいのでしょうし、
    決戦投票になるとすれば、、その前になんらかの工作をしようという算用でしょう。
    今は、「靖国!」なんて怒ってるふりをする時間がないのです。

    わかりましたか、日本政府及び、日本のマスコミの方々?


    追伸。
    アメリカの遺伝子学会の雑誌にのった、ある調査によりますと、今日、千7百万人のジンギスカンの直系の子孫が生きていて、人類の200人に1人は彼の親戚だそうです。

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  • | 2005-05-23 | 
  • 靖国参拝

    靖国参拝


    首相の靖国参拝に関して、国内的な矛盾は確かにあります。
    行政が祭神名票を発行する点もそうですし、公式参拝における政教分離の問題もそうですね。

    でも、国外的には―――
    少なくとも中国との外交上での問題は、まったく別の次元にあるようです。

    実は日本の採るべき戦略は、中国の国民(政府ではなく国民です)に靖国とは何かを説明することだけで、国内的な矛盾は抱えたままでも(日本人さえそれでよければですが)、特に問題はないみたいです。
    現に、実際の対戦国であったアメリカやオーストラリアはもちろん、他の東南アジア諸国には、ちゃんと分かってもらえているみたいなので、特に文句を言ってきたりしません。

    どうやら最近まで北京は、靖国神社とは「戦犯“のみ”を奉るお寺」(神社=寺と思われています)だと国民に対して報道していたようです。
    というのも、中国を旅行していて、出会った人たちから何度か、「なんで日本の政治家は、戦犯の神社にお参りに行くのか?」と聞かれたことがあるからです。

    靖国について説明しますと、みんな決まって、矛先を靖国から日本の外務省に向けます。
    「なんで日本の外務省は、そう説明しないのだ?!」と。
    そして、靖国自体については、
    「そういう所なら日本の政治家がお参りしようが、彼等の勝手。」と言います。

    【注】わずかな、十指にも満たない人たちとの会話なので、全国民がそうであるという自信なんてもちろんありませんが、違った省の人たちとの会話なので、全国規模で同じ情報-――戦犯のお寺という―――が流れているとみて、間違いないと思います。

    つまり、まるで自分たちが関羽を廟を建てて崇拝するように―――
    より近い比喩だと、ドイツが、ヒットラー大聖堂なるものと建て、首相が行ってミサに参加し、賛美歌を歌って神に祈ってでもいるかのように、一般の人は、「日本人は戦犯を、廟を建てて崇拝し、英雄扱いしてるのだ」、と思っているのです。

    これでは、誰だって怒ります。反日になります。中国人が怒る前に、実際の第二次大戦の相手だったアメリカが怒り狂って、日本は再占領されるでしょう。
    いえ、その前に、“戦犯のみを奉る“神社があって、首相が定期的にお参りをしていたとしたら、当時の裁判の正当性がどうであれ、私は今の日本の民主主義制度を疑い、志士となって、革命を起こします。(笑)

    ところが、つい最近になって、企業や個人の間での交流が深くなって、情報統制がしにくくなってきたからだと思いますが、北京の靖国に対する公の見解は、「戦犯“をも”奉るお寺」になりました。(日本人との交流より、台湾人も事実を知ってますから、台湾人との交流による影響の方が大きいかもしれません。)

    いまさら、靖国は明治維新からの全ての戦没者を祭る所だとは言えないのでしょう。自国民に嘘をついていたことがバレますから。もしくは、自分たちが誤解していたことが国民にバレますから、今のところ、“戦犯”という言葉をはずせないのだと思います。

    だから、「靖国に行くな」ではなく、「靖国から戦犯の“位牌”をはずせ」なんてコラムが、一般の中国人の読む新聞に出てき始めたのです。

    結論として、私の考えでは、今のまま民間の交流を深めていけば、北京がどう情報操作しようと、自然に“誤解”は解け、 “戦犯のみ”とか“戦犯をも”とかいう言葉は取れていき、靖国参拝問題は自然消滅すると思います。
    気が長いようですけど、ここ数年来の日本と中国の民間交流は、加速的に伸びていますから、そんなに先の話ではないと考えます。早くも靖国の“定義”を変え始めたのがいい証拠です。

    それを待つ間、小泉さんは、靖国参拝の回数を増やしてもいいのじゃないでしょうか。
    それによって、中国人と台湾人(日本人)との間で、靖国が話題になる回数が増えるでしょうから、小泉さん、皮肉なことに、最終的には日中友好に影ながら貢献することになるかもしれませんね。


    ところで、私は韓国については、一般の韓国人が靖国神社をどう理解しているのか、どこからそういう情報を得て、なぜそう理解しているのか、全くしりません。どなたか詳しい方、いらっしゃったら教えていただけませんか?

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